先日の休み
銘酒「福祝」を醸す藤平酒造で1日酒造りのお手伝いをしてきました。
現在3名で酒造りをしていて、どうしても手が足りないそうで
少しでも楽になったらと思い、藤平酒造の淳三さんに「お手伝いいっていいですか?」って聞いたら
「是非!!」と即答でお返事きました。
今まで1時間の体験みたいなことはありますが、今回は1日蔵人としてお手伝い。
掃除から酒粕剥がし、お酒の火入れなど、普段体験できないような事を沢山してきました。
写真を撮る余裕もなかったので、少し撮っていませんが、酒造りダイジェスト!!

仕事は8時から開始
酒米を蒸している所です。
凄い湯気ですよね!!
お米は2種類蒸していて、麹米は麹室の前で冷やしてから麹室に持っていきます。
掛米は機械で冷やし、タンクに持っていきます。
蒸したお米を掘り出す作業が中々大変で腰やられました(筋肉痛になりましたw)

こちらは精米されたお米です。
一粒一粒が小さいですよね。
玄米が100%状態だとすると、このお米は29%まで削られております。
削れば削るほど芯だけのお米だけで作ると綺麗で華やかな香りのお酒が造られると言われており、
大吟醸といわれるお酒になるのです。

お米を洗っているところですね。
水につけている時間秒単位で精密に図っているのです。

これは酒粕です。
お酒を絞る機械の布にくっついた状態なのです。
これを剥がしていきます。
香りだけで酔っちゃいそうで気持ちいいんですw
この酒粕1枚だけでなく、このサイズで何十枚もあるので、
1人で剥がしていたら4時間はかかるそうです。
自分もお手伝いさせていただき、2時間弱で完了。

こちらは「火入れ」という作業です。
だいたいのお酒は一度60度くらいのお湯に付けて、加熱処理をします。

藤平酒造では63度を目安
日本酒の中の菌を殺菌して、お酒の味が悪くならないようにするのです。
生酒というのは、この火入れ作業をしないで出荷されているのです。
フレッシュな味わいで好まれている人は多いですが、味が悪くなることもあるのです。
生酒、火入れどっちがいいではなく、魚で例えたら刺身と焼き魚に例えるといいでしょうかね。
刺身を常温で置いたら食べれなくなっちゃいますからね。
生酒は基本冷蔵庫で保管しないと悪くなっちゃうのです。
それにしても火入れ作業も大変ですが、1本1本が愛情もって作られているんだなと感じさせてもらいました。
7時から17時までビッシリ手伝ってきましたが、
日本酒がどれだけ大変な作業で造られているのか知ることもできて、大変勉強になりましたし、
福祝を醸すあの3人だからこそ応援したいという気持ちもあります。

帰宅後、美味しく呑ませていただきましたが、いつも以上に美味しく感じますよね!
PS

なんと、お手伝い当日、テレビ取材が!!
N〇Kの「おはよう日本」の2月2日放送らしいですが・・・
もしかしたら、自分映っているかもしれませんw