昨日は都内で、日本で一番新しい酒蔵 上川大雪酒造のお披露目パーティがあり、参加してきました。
上川大雪のお話はとても長くなりますが、上川大雪酒造の川端杜氏とは3年ほど前に在籍していた金滴酒造からのお付き合いであり、
金滴酒造時代は2度ほど酒造りもお手伝いさせてもらったり、色々交流させてもらっていた仲であります。
去年北海道で川端杜氏と一緒に食事をしたときに、「上川町に新しい酒蔵が出来上がり、そこの杜氏になる予定だ」と、
話を聞いたときは、また川端杜氏の酒が飲めるという嬉しさの反面、新しい建物で美味しいお酒が出来るのか不安もありました。
日本酒は菌がとても重要で、通常の酒蔵は何十年、何百年作り続けてきた日本酒の菌が住み続けていておいしいお酒が出来ています。
その菌が全くない新築の建物・・・・
第二次世界大戦後は、1件も新しい酒蔵が誕生していないほど、新しい酒蔵というのは、とても難しい事でありました。
普通の酒造りはお米が収穫してからはじまりますので、10月から3月が造り期間になるのですが、
今年に限っては、建物が出来上がり、作り始めたのが5月。
最初は今年の10月から始めるのかと思いきや、完成してから試験的6タンク分を試験醸造をしたのです。
で、今回6本の試験醸造のお披露目会となったわけなのです。
酒米はすべて3種類の道産米にこだわり(川端杜氏のこだわりですねw)
仕込み方が違う6種類のお酒
最初に口にしたとたん、1年前に感じた不安は吹き飛ばされ、川端杜氏の懐かしい酒質に感動でした。
そして、進化した味わい。本当においしいお酒を造られておりました。
川端杜氏曰く、上川町の水とお米がいい!とのことでしたが、川端さんの技術で造るからこそ
1年目から美味しいお酒が造れるんではないかなと思いました。
酒造りもひと段落しましたが来月から本格的なスタートになるみたいで、大変ハードだと思いますが、
これからが上川大雪酒造の本番でもありますから頑張ってください。
また、酒造りのお手伝いでもいけたらと思いますw