株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

2月9日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日は全国工務店協会で「日本の住まいを守るこれからの大工育成」の研修会を聞いてきました。

 

 

家を造るために一番大事な職人であります。

この方々がいないと家を造ることができません。

 

1980年93万人いた大工さんが、2015年には37万人まで減少し、

今のままでは2025年には25万人まで減少する予定で歯止めがかからない状態であります。

 

どの職種もありますが、若い方が大工になりたいという方が少なく、

少ない希望者の子も途中で挫折しやめてしまう方も少なくないのです。

 

 

私も4年間大工をやっておりましたが、特に最初の4か月がきつく身体に黄疸がでたこともありました。

自分はなんとか乗り越えることができましたが、「見て覚えろ!」という長年の職人の部分が、

沢山の見習いの方が挫折し、やめていきました。

 

 

今回は全国の4社ほどが、今の大工育成で取り込んでいる事などの事例発表を中心に

色々情報交換をさせてもらいましたが、どこの会社も大変な状態。

 

工藤工務店には30代の大工は4名おりますが、これから若い世代を育成していかないといけません。

 

 

大工育成には大きく2つ課題があると思いました。

 

一つは大工さんになりたい方の育成方法。

 

 

もう一つは、大工さんになりたいと思う方が減っていること。

 

 

昔は小学生の大人になったらやりたい仕事ランキングでも1位か2位とかだったと思いますが、

今は圏外だろうと思っていたら、第一生命さんが2018年に調べておりました。

なんと、6位!いまでもなりたい方はいるんですね・・・

途中で大工さんになりたいという気持ちが低くなってしまうんでしょうか。

 

こちらは建築業界全体で考えなければいけない長期計画で、

事例発表の工務店さんは、中学校の職業体験で施主様のウッドデッキづくりや

学校内の教室の改装工事などやられており、体験したのがキッカケで大工志望の子がいたという話もありました。

作る喜びを子供たちに知ってもらう場を増やしていく事がとても大事だと思いました。

 

 

大工育成は一途多難な道のりですが、各会社でやらなければいけないこと、建築業界でやらなければいけないこと沢山ありますが、

「大工」という職人を絶やさないようにコツコツ頑張っていかなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大工の次男、三男と聞きに行ってきましたが、兄弟三人だけで呑むのは初めてでしたね。

新鮮でしたw

 

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