先日行われたYKK 窓フォーラム2013に参加してきました。
建築関係者800人を超える参加者。さすがYKKであります!
現在、採用している玄関ドア・サッシはYKKがメインであり、
これからの方針を兼ねた新作発表もありました。
今回の大きなメインアイテムは2点。
まずは、APW330のガラスに真空トリプルガラスが使えるようになりました。
これが真空トリプルサッシなんですが、写真ではイマイチわかりませんね(笑)
ガラスの角に黒丸が付いているんですが、
ここから真空にして蓋を閉めるんですね。
後はガラスの全面に2~3mmの点々が付くようになります。
元々真空ガラスというものは存在していたんですが、
どこのサッシメーカーも高くて採用出来なかった所なんでしょうが、
YKKのローエネ(少ないエネルギー)で暮らそうというコンセプトには
ピッタリのモノであって、ガラスメーカーと色々話し合って採用になったんだと思います。
家の断熱性能は、壁や屋根、床部分には断熱材、
サッシには断熱材は入れることは出来ませんので、
ガラス面とサッシ枠の断熱性能という部分も家の断熱性に大きく関わっていますからね。
窓の性能向上はこれからのお家にとって欠かせない事であります。
性能向上、そして、普及率アップして価格帯が下がっていければイイな。
もう1点は、防火サッシです。
サッシメーカーの防火設備の大臣認定仕様との不適合と国土交通省が発表してから2年半の歳月が経ち、
新しい防火戸が発表されました。
当時、建築されたお家の防火戸(メインは引違いサッシ)の障子部分を変更&部品追加などで
対応されておりました。当社でも1件のオーナー様が対象になり、工事をさせてもらいました。
千葉では防火サッシを使う建築地は東京や神奈川などに比べると少ないのです、
当社も2~3年に1件くらいの割合くらいなのかな・・・
このサッシの発売で東京・神奈川の建築会社さんは嬉しいだろうな~。
価格帯はサッシの部材使用アップと研究費などでかなりのアップになるとの事。
大体聞きましたが、「う・・・・」と思うような価格帯です。
YKKという大きな会社がどのように家づくりに関わっていくのか、
方向性は見えたのかなと思います。やはりサッシに特化しているだけに
考え方はシンプルなのかな。分かりやすいですね。
そのサッシを活かすのも殺すのも作り手の僕達なのかな。