昨日、今日と弾丸京都に出張に行ってきました。
目的は二つ
一つは先日勉強会でご一緒した京都の工務店さん訪問
もう一つはある方の公演会
京都いいな~という方もいらっしゃいますが、
滞在時間16時間という二つの目的のみですので、どこも観光はしておりません。
木曜日の15時に京都着で、京都の工務店さんと合流
今回京都の工務店さんが得意とされているのは、町家の再生であるんです。
町家といえば京都の街並みでとても重要なものでして、
どうの今の時代に残していくのか・・・
店舗などで再生されているのは多くありますが、今回は
町屋を宿泊施設として再生させているのです。
これが家も凄いが仕組みも凄いのです。
多い例が元々両親が住んでいて、子供たちは都内に住んでいて、空き家状態。
このままでは腐食の進みも早く、町屋がなくなってしまう。
町家を壊しても、狭小地で今の建築基準法では建てる事が難しいし、
街並みが変わっていく・・・
そこで町家の空き家をどう活かそうかと出たのが、町屋再生でした。
100年近い町家が多く、夏暑くて冬寒いスカスカの断熱状態を、断熱改修します。
極力解体することなく、既存の構造材を残しながら、新しい町家に変化させていきます。
柱、梁などはそのまま残し、新しく塗装したり、壁は塗り壁でしあげています。
間取りはほどんどそのまま活かすそうです。
こちらも当時そのままの建具。
ガラスのデザインは今の時代ありませんね。
庭はそのまま活かしています。
1棟貸し切りなのですが、やはり海外の方が6~7割だそうです。
平均2~3日滞在して、町屋を拠点として観光されるそうです。
大勢で泊まれば、ホテルとほとんど変わらないそうで、
京都をジックリ観光したことがないので、いつか泊まってみたいなと。
町家だからではなく、どう家を壊さないで、再生するのか
日本全体の問題でありますので、とてもヒントになりました。
築100年の町家でできるのだから・・・