株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

9月27日

昨日、今日と弾丸京都に出張に行ってきました。

 

目的は二つ

一つは先日勉強会でご一緒した京都の工務店さん訪問

もう一つはある方の公演会

 

 

京都いいな~という方もいらっしゃいますが、

滞在時間16時間という二つの目的のみですので、どこも観光はしておりません。

 

 

 

 

木曜日の15時に京都着で、京都の工務店さんと合流

 

 

今回京都の工務店さんが得意とされているのは、町家の再生であるんです。

 

 

町家といえば京都の街並みでとても重要なものでして、

どうの今の時代に残していくのか・・・

 

店舗などで再生されているのは多くありますが、今回は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

町屋を宿泊施設として再生させているのです。

 

 

 

これが家も凄いが仕組みも凄いのです。

 

 

 

多い例が元々両親が住んでいて、子供たちは都内に住んでいて、空き家状態。

このままでは腐食の進みも早く、町屋がなくなってしまう。

 

町家を壊しても、狭小地で今の建築基準法では建てる事が難しいし、

街並みが変わっていく・・・

 

そこで町家の空き家をどう活かそうかと出たのが、町屋再生でした。

 

100年近い町家が多く、夏暑くて冬寒いスカスカの断熱状態を、断熱改修します。

極力解体することなく、既存の構造材を残しながら、新しい町家に変化させていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柱、梁などはそのまま残し、新しく塗装したり、壁は塗り壁でしあげています。

 

間取りはほどんどそのまま活かすそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも当時そのままの建具。

ガラスのデザインは今の時代ありませんね。

 

 

 

 

 

 

庭はそのまま活かしています。

 

 

 

1棟貸し切りなのですが、やはり海外の方が6~7割だそうです。

 

平均2~3日滞在して、町屋を拠点として観光されるそうです。

 

 

 

大勢で泊まれば、ホテルとほとんど変わらないそうで、

 

京都をジックリ観光したことがないので、いつか泊まってみたいなと。

 

 

 

 

 

町家だからではなく、どう家を壊さないで、再生するのか

日本全体の問題でありますので、とてもヒントになりました。

 

築100年の町家でできるのだから・・・

 

 

 

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