先日の施主様との打合せでYチェアの話になりました。
先週ブログネタに出したチーク材Yチェアを検討している時に話が出たのが
「アームがテーブルに当たるからダイニング空間が大きくなるんですよね・・・」
と、ありました。
あら?そうだったっけ?
日々生活をしていると気にしていなかったw
後、うちのYチェアはスキップフロアのスタディースペースに置かれているから、
背後の寸法が2m以上あるので、まったく気にしていませんでした。
で、うちのYチェアを図ってみたりしました。
まず、テーブルの小口とアーム、めっちゃ当たっていますね。
アームがテーブルに当たることによって、Yチェアがテーブル内に入らないので、
座っている時に飛び出るんですよね。
テーブルにアームが当たっている状態でのYチェア背後までの寸法は約36cm
スタジオにある宮崎椅子製作所さんのものだと15cmくらいなので、
Yチェアはガッツリでてくるのがわかるでしょう。
で、Yチェアのアームが入るようなテーブル高さにすればいいじゃないかと思いますよね。
アームの高さを図ってみました。
手前のアーム高さで69cm
背もたれの高さで74cmと、前から後ろまでのアームは5cmほど上がっているのが分かります。
スタジオの2階のテーブル高さが約73cmで、個人的にダイニングテーブルの高さとしては、これが限界かなと思います。
高さ73cmのテーブル、テーブルの厚みを3㎝とした場合、床からテーブル下まで70㎝なのでどこまで入るかというと・・・
テーブルに入るアーム寸法は10㎝ほどでしょうか。
少ししか入らないですね・・・・
テーブルに強引に入れようと思えばテーブルの高さを少し上げなければならないということです。
次は、Yチェアを採用した時に、人が通る背後寸法はどうなのかという検証です。
人がYチェアに座った状態での背後寸法はゆとりと思うと、1mは欲しい所でしょうか。
私は基本90㎝確保が基準で考えていたので、Yチェアの場合はもう少し寸法を考えなければなりませんね。
90cmでも通れない事はないですけどね・・・・
で、このYチェアブログネタを書きながら、結論がでてしまったのですが、
「Yチェアはテーブルに入れるもんじゃない。人が座っていなくても魅せるものだ!」
と、たどり着きましたw
リビングから、キッチンからYチェアを見た時にテーブルから飛び出ていても
「Yチェアいいな~!」と、オーナー様に思わせるインパクトを与えてくれることだと思っています。
そんな感じでYチェア 寸法ネタとなりました。
途中からテーブルに入れなくていいじゃん!にたどり着いてしまいましたねw
定番のダイニングチェアとして、ずっと愛されているYチェア。
今回の事で自分も新たな発見があり、楽しませてもらいました。
Yチェアを検討していた方に、少しでも参考にしていただけたらと思います。