モデルハウスの現場進捗状況です。
スタッフ加藤が気密測定を行っております。
工藤工務店は自社に気密測定士&気密測定の機械も持っており、
全棟測定を行います。
完成時に測定する会社もあれば、工事の途中に行う会社もいます。
工藤工務店は現場で気密工事が完了した時点で行います。
理由は、もし数値が悪い時に隙間を発見しやすいからです。
機械から室内の空気を吐き出していくので、隙間から風が入ってくるのが分かるのです。
普段の注文住宅ですと、施主様の立会いのもと、実際に測定を見てもらっておりますが、
とにかく隙間がない事を実感してもらえるのです。
気密検査で一番ドキドキは、自分の作業が数字に表れる棟梁ですね。
測定結果は
C値0.2cm2/m2(実際の計算値は0.26でした)
いい結果が出ました!
これなら問題ないと思います。
大工工事は、今回のモデルハウスの一番大変な作業
1階のリビングのフローリング貼りを行っております。
見てもらえればわかりますが、幅がランダムなのです。
これは北海道産のタモ材です。
このランダムにした事は、話すと長いので後日ブログネタにします。
かなり表情が出てきていい感じに仕上がりそうです。
そして、極めつけはコチラ
階段鉄骨の手摺の受けがなく、階段板から鉄骨が伸びたような仕上がりになっています。
これは設計スタッフの緻密な図面と大工の技術の融合された
他ではできない工藤工務店ならではと思います。
同業者は「どうやってやったの?」「こりゃできん・・・」と、思っている事でしょうw
この写真を他の建築会社に見せて「こんな感じでお願いします」と、言っても99%断られると思います。
正直この話が設計スタッフから出てきた時に「いや~難しいでしょ!」と、即言いました。
設計スタッフも完成形はイメージしているけど、強度の問題など細部の部分が分からない・・・
そんな時に元大工の工藤専務が「こうやればいけるんじゃない?」と、意見がでてきて、
それを元に出来たのが今回の手摺の納まりでした。
初めての事をやったので、本当に大変だったのですが、
モデルハウスだからチャレンジするという精神もありますが、
これをマジで実行した設計スタッフと大工に脱帽です。
私だけでモデルハウスは作っておらず、みんなが携わったモデルハウスになっております。