モデルハウスjam物語
第20回 寝室の天井
寝室の天井は、北海道産ミズナラを張っています。
ミズナラと聞いて「お!」と、思った方はウィスキーマニアですねw
近年、ハイボールブームから、国産ウィスキーが脚光を浴び、
白州、山崎などが入手困難になりましたし、全国各地にウィスキー蒸留所が作られています。
日本のウィスキー樽で使われているのが、北海道産ミズナラが専ら評判高いんです。
北海道のフローリング屋さんの社長から聞いた話だと、
「以前は、木の競りなどは、材木屋、家具屋、建材屋しかいなかったんだが、
最近はウィスキー関係の方が参加され、ミズナラが高く買われるようになったんです」
と、嘆いておりました。
なので、金額も寿司屋さんではないですが、時価みたいに今はなっているのです・・・
ミズナラがブランドになったのは、ウィスキーのお陰なんでしょうけど、
森の木を伐採するには、ミズナラだけを選んで伐採できるわけではなく、
沢山の種類の広葉樹を伐採しなければならないそうです。
内装のお話に戻します。
タモとナラって似ていると思っていたんですが、2種類使ってみると張ってみると違いは分かります。
こちらがタモのフローリング
こちらがナラ。
濃い板が多く入っているのか、入っていないかは、その時によって違いますね。
私は木目の雰囲気で、タモかナラを見極めています。
寝室の壁が高配合の珪藻土だけにちょい和になりやすいので、木との相性はいいんですよね。
最近和室も減ってきたし、寝室は少し旅館の落ち着いた雰囲気っぽくて、
個人的に今回の寝室の色合いなどベストかなと思っています。
20回に分けてお送りしたjam物語。
きりがいいので、今回で終了としたいと思います。
まだ見せてない部分もありますが、後は実際に見てもらい感じてもらえたらと思います!