常滑研修 その3

最後の研修場所は、世界のタイル博物館INAX MUSEUMです。

最古のタイルと言われている、エジプトのピラミッド内のターコイズブルータイルを再現されたものだったり。

モスクをイメージした天井装飾

イギリスのパブをイメージしたタイル
ターコイズタイルや、深みのあるグリーンタイルなど、私好みのタイルが続きます。

こちらはビンテージタイル。
日本から海外の数千点のタイルが展示されていて、色、艶、質感、焼き方の違い。
小さなタイルの中に、技術と美意識が凝縮されているんですよね。

こちらは、昔に土管などが焼かれていた窯。
タイルとは違ったものになりますが、大量生産の工場とは違う、
人の手と火がつくるものづくりの息遣いが残っています。

INAXといえば、便器。
昔の便器は、白地に藍色で描かれた繊細な絵付けをされており、
まるで壺や花瓶のような美しさです。
骨董市場などでコレクターの方から、寄贈されたものが多く展示されておりました。

、建築好きにはたまらないのが、旧帝国ホテル(ライト館)の柱の実物展示
このタイルはINAXが依頼されて作っていたそうです。
近くで見ると、タイル一枚一枚の凹凸や、石の表情の違いがよく分かります。
工業製品でありながら、どこか有機的で温かみのある素材感なんですよね。
天然石の重厚さや、自然が生み出す唯一無二の表情ももちろん素晴らしい。
けれど、土と火と人の技術から生まれるタイルにも、また違った魅力があります。
色を自在に操り、形を整え、空間に物語を描くことができる素材。
実用でありながら芸術でもある存在。
天然石もいい。
でも、タイルも本当に素晴らしいと教えてくれたINAX MUSEUMでした!
一泊二日での常滑研修でしたが、タイルの製造工程見学、春の新作展示会、タイルミュージアムと、
全て勉強になった二日間でした。
タイル施工会社、リクシルの両担当者には大変お世話になりました。
リクシルのモノづくりを私が伝えられるように頑張っていきます。
