
全国大会の翌日、能登方面へ視察に行ってきました。
今回の視察には、これまで何度も能登の被災地を訪れている構造建築士の佐藤氏にも同行いただき、
当時の被害状況やその後の復旧の経過について説明を受けました。
まずは珠洲市の視察です。


東日本大震災は、1年半後に岩手に視察にいきましたが、その時以上に遅れているようにも感じました。
佐藤氏からは、能登地区と県庁所在地でもある金沢との距離、道路事情などもあって遅れていると言っていました。
午後からは門前地区へ移動。


グリーンの草が生えていた所は震災前は海だった場所。
奥の堤防を見てもらうと、下のグレーな部分が隆起した事になります。

案内看板にあったフォトスポットからの眺め。
青い海と美しい景色が広がる能登らしい風景ですが、視線を少し下に向けると、屋根にブルーシートが掛けられた建物も見られました。復興が進む一方で、まだその途中であることを感じる光景でした。

若宮八幡神社では、建物が多数の支柱によって支えられている状態でした。震災によって大きな被害を受けたことがうかがえ、現在も復旧に向けた取り組みが続けられています。
また、境内では倒壊した狛犬や損傷したそのままの状態というのが、復興の遅さを感じます。
佐藤氏とは毎月顔を合わせてり、お話を聞く機会が多いのですが、
口酸っぱく言われるのが、
「津波や地震は天災だが、建物崩壊で亡くなるのは人災だから」
新築では、先週の耐震等級3+余力も必要だし、
既存住宅の耐震診断、こちらも工務店がやっていかなければいけない使命とも感じました。
一日も早く能登の皆様が安心して暮らせる日常を取り戻せることを願うとともに、
私たちも地域に根差す工務店として、災害に強く安心して暮らせる住まいづくりに取り組んでいきたいと思います。

