普段見れる事ができない建物を見学できる機会がありまして、
那須まで日帰りで行ってきました。
不動産屋さんから通じてFacebookでの呼びかけだけでしたが、
この機会を逃してはならないと、関東から30人ちかい人が集まっていました。
ちなみに上の写真の学校ではありませんw
この学校の横にある住宅を見学しに来ました。
コンクリート造と木造が組み合わさった混構造となります。
昭和49年建築なので、築42年でしょうか。
42年前に建てられたデザインとは思えないですね。
自然とは対比した鋭角のある斬新デザインでありながら、
自然の中で溶け込んでいるんです。
設計士さんが当時自然の中の建築物として挑んでいった結果が
この年月で創られたオーラなんではないかと思います。
リビングからの眺め
気持ちいい・・・
当時はまだ木製サッシが主流だったと思いますが
自然と調和がとれていますね・・・
キッチンも造作(当時は当たり前だったのでしょうね)
炭鉢がビルトインされているのは今ではありえないでしょうね。
レンジフードは機械ではなく自然換気。みんなビックリされておりました。
超飴色フローリング
自分が小学校の旧校舎がこんな色だったと思います。
別荘だったらしいですが、普段住んでいなくてもこの位の色に変わっていくんですね。
今回見学させてもらったお家は宮脇檀さんという設計士さんで建てられた住宅で、
私が家づくりの勉強をするときに沢山本を読ませていただき勉強させてもらった方です。
公共建築物であれば見学は可能ですが、
住宅となると住人がいる以上見学する事はほとんどありません。
今回、この別荘が売りに出されるということで、
解体という話も上がっていた時に、知人から宮脇さんの建築物だということがわかり、
2日間だけ見たい方に見学会をしてくれました。
大変貴重な体験をさせてもらい、一番思ったのが、
素晴らしいお家は40年経っても魅力なんだということ。
時代が経つにつれ、モノは便利に進化していきますが、
お家にはそれ以外に大事なモノを吹き込まないといけないんだと思います。