Concept

住まい全体に“斜め”というテーマを織り込んだ、個性と心地よさが共存する住まい「diagonale」。
屋根ラインやフローリングの貼り方向にあえて角度を持たせることで、空間にリズムと奥行きを生み出しました。

斜めに張られたフローリングは、視線を自然に広げ、実際以上の広がりと動きを感じさせます。
また、外観の屋根ラインにも同様の思想を反映し、街並みの中でさりげなく印象に残る佇まいとしました。

室内では、特殊ガラスを用いた建具や間仕切りが、光を柔らかく透過しながら空間をゆるやかに分節。
そこに組み合わせたアイアンの造作は、時間帯によって壁や床に美しい影を描き、住まいに静かな表情の変化をもたらします。

素材は木の温もりをベースに、ガラスやアイアンといった異素材をバランスよく融合。
シンプルでありながら、細部にまで設計意図が行き届いた、暮らしの中で“デザインを感じる”一邸です。