当社のスタジオのメインテーブル
打合せに来られたお客様から「いいテーブルですね~~!」と、よく言われますw
このテーブルのサイズ感や色合いなど好まれる方が多く、質問されることも多いので
今回は、このテーブルを入手したときの思い出や特徴をお話したいと思います。
このテーブルは、作ったのですか?と、聞かれることがあるのですが、
これは札幌の家具屋さんで展示されたものを買わせていただきました。
買わせていただきましたというくらい、買うまで大変でした。
15年程前
北海道の工務店さんに連れていってもらった家具屋さんのショールームで展示されておりました。
当時、木のテーブルはボテっとしていてカッコ悪いと言われていた時で、
天然木の板と黒鉄の脚の斬新な組み合わせに衝撃を受けました。
このテーブルがほしい!と、家具屋さんに言ったら、
「もうこのサイズは作れないかもしれないからダメ!」
と、即答で断られました。
それから札幌に出張に行く度に家具屋さんを訪れ、顔を覚えてもらい、
最後は「そこまで欲しいならいいよ!」と、売ってくれたのです。
それも今では2倍はするであろう安い価格でした。
数日後、事務所にテーブルが届いたのですが、
運送屋さんから「こんな重いダイニングテーブルは初めてだよ!」と、言われ、
トラックの荷台からスタジオにセッティングするまで、スタッフ4人で半日掛かった思い出があります。
このテーブルの概要をお話します。
天板はウォールナットの無垢材になります。
今では一番人気のウォールナットです。
よく言われるのが「大きい一枚板ですね!」と聞かれるのですが、
実は一枚板ではなく2枚板になります。
中心をよく見ると、木目が変わっていて繋いであるのが分かります。
この天板は共木で作られていまして、共木とは一本の木からとった板同士という意味でして、
同じウォールナットでも産地や地域が変われば色合いは違いますので、
一枚板に見えるのは共木で作られているからなのです。
脚の説明です。
先ほど話したとおり、木のテーブルをシャープに魅せているのが、この黒鉄脚ですね。
実は2wayになっていて、現状でのダイニングテーブルの使い方と、
横に倒せばローテーブルにもなるのです。
ですが、天板が重すぎて簡単に足を倒すことが難しいw
天板のサイズは 幅1.2m 長さ2.4m です。
通常のダイニングテーブルは幅が80~90㎝長さは1.5m~1.8mなので、
ダイニングテーブルからするとかなり大きいサイズになります。
このサイズで気に入っているのは、打合せ時に私達と施主様で図面打合せのときでも余裕があります。
このテーブルを欲しい!と、言った施主様は過去いませんがw
ダイニングが家族の談話する場所として、このサイズがいい!と、ほぼ同じ大きさで作った方は2組いらっしゃいます。
座ろうと思えば10人は座れるサイズですからね。
そんな感じでスタジオのメインテーブルのお話でした。
私が工藤工務店の備品の中で一番愛着があり、大事にしているモノでもあります。
是非、今度スタジオに来た際には注目してもらえたらと思います。