屋久島研修編 その3
屋久島町 庁舎見学

今年に完成したばかりの屋久島町 庁舎を見学しました。
今年の木材利用優良施設コンクールで内閣総理大臣賞を受賞した建物でもあります。

メインは屋久島地杉を利用されており、
「屋久島地杉を全国にしってもらいたい」
「屋久島の林業を活性化させたい」
と、いうコンセプトで作られたそうです。

床も杉のフローリング!
キズがつきやすい杉ですが、まだ新しいのか、キズが付きづらいのか、気にならない程度でした。

天井の板ですね!

まだ製品化されていませんですが、構造材でも使われていますね!
油分が多いので通常の杉より強いのではないでしょうか。
後はありえない木の使い方ですね。
木が生えているようなデザイン。素晴らしい!
あ、ちなみにこんなの住宅で出来ないですからねw
(構造体でなかったら出来るかなw)

建物全体も凄かったですが、ここが一番凄かった!!

天井を撮影したのですが、ありえない木の組み方です・・・・
衝撃的です。
国立競技場などでも国産の木が使われており、大型施設でも木造で作られるようになっており、
いつかビルが木造で出来るんじゃないかと話もでてきております。
今回の屋久島の研修のラストになりますが、
木は日本の建築にとってかけがえのないものであり、林業とは切っても切れない繋がりであります。
最近の台風、先日の豪雨での土砂崩れなども、伐採や木の管理ができていないからこそ起きている可能性が高いのです。
今回の屋久島3日間で考えさせられる事も多いですし、台風、豪雨とありえないほどの被害が今年の千葉では起こっております。
道路などの排水状況の改善もしなければと思いますが、建築関わっているものにとって、何ができるのか、
小さな事でも一つ一つできることをやらねばと思っています。
もっと林業が活性していくために木造推進もそうですが、
想いをもって日本の建築に関わっていかなければいけないと強く感じております。
まだ回答などでておりませんが、小さい力でありますが、将来の日本に貢献できるように建築に関わっていきたいと思います。