先日の見学会のネタです。
どこの空間もカッコよかったと思いますが、
見学された方から寝室の床が良かったという声は多くありました。
写真ではわかりづらいですが、寝室の床はフローリングではなく、
絨毯(じゅうたん)が敷き詰められております。
え?絨毯?という方もいるかもしれませんね。
私がまだ小さかった頃、フローリングが普及する以前は絨毯の床がメインでありました。
私の部屋も絨毯だったと思います。
私が大工だった20年前、絨毯を剥がし、フローリングを張り替えるリフォーム工事を沢山やっていましたので、フローリングが普及していくにあたって、日本全体が絨毯のダニや埃などの問題を解決するため、
ほとんどの方々が絨毯からフローリングにされていったんでしょう。
そして、新築でも絨毯という選択肢はいつのまにかなくなり、
現在では、絨毯の床の認知度はゼロに近いほどになりました。
私の中にも「絨毯」という言葉も忘れかけていた時に
今回ROCKのオーナー様から寝室に絨毯を使いたいと要望がありました。
最初は「あの敷き詰める絨毯ですか?」と、聞き返したくらいビックリしましたが、
オーナー様と寝室イメージを共有していたので、すぐに大丈夫だなと確信、
私の代で第一号の絨毯空間が出来上がりました。
オーナー様の選ばれた絨毯はウールで出来ており、これは体感された方しかわからないと思いますが、
昔の絨毯のゴワゴワ感がなく
足の感触が気持ちいい!
夏涼しく、冬暖かい(FPパネルと一緒w)!
しゃべっている声が吸音される(空間が静か)!
今まで絨毯という選択肢は全くなかったのですが、
体感された方々のお家から絨毯が連鎖していき、絨毯ブームがくるのを期待しておりますw
今まで使わなかった素材を使うことで、これからの施主様に伝わっていく。
工藤工務店は施主様に育てられているなと感じております。