株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

10月27日

屋久島研修編 その2

 

屋久島の歩く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は2か所の散策コースを行ってきました。

 

1か所目は、屋久杉ランド 2か所目は白谷雲水峡

 

縄文杉とか見たかったですが、人数も多かったので今回は半日コースでした。

 

白谷の時が雨がひどく、苔むす森という場所まで行く予定でしたが、川が氾濫して行けなかったので、

コース変更しました。

 

私たちは早朝にはいったので、中に入れましたが、9時過ぎからの人は、雨がひどく入山禁止が出ていたそうです。

 

屋久島の天候が晴れたり雨降ったり、コロコロ変わるので、本当に過酷な環境の場所ですね。

 

 

 

 

 

屋久杉の凄さは、写真で撮るのが大変なほどダイナミックなスケール

 

 

ですが、今回ガイドさんから色々聞けて初めて知ることも沢山ありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは倒木した幹の上に木が育った例

 

前の幹をつたって土に入る根っこが伸びていますね。

 

 

生きようとする生命の強さを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは分かりますでしょうか?

 

 

杉の木に別の木がくっついたような状態

 

 

別名 しめ殺し・・・w

 

 

屋久杉の木に別の木が絡まって、飛ばされないようにくっついています。

 

 

 

 

 

しめ殺しの枝が入り込んでいますね!

 

 

 

 

後は苔が綺麗なんですよね。

 

雨降って苔に水が入り栄養がいきわたるんでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな岩の下で雨宿り休憩している所の写真

 

 

雨の時は中々歩くのが大変ですが、

霧がかかって、幻想的な感じを歩くのが本当に楽しかったです。

 

逆に雨の方がいいかもしれませんね。

 

 

 

今回はガイドさん一緒でしたが、色々聞けるのでガイドさんと入ったほうが良いと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに枝でも持って帰ったら超高額罰金だそうです・・・

 

気を付けてくださいw

 

 

10月26日

屋久島研修編  その1

 

 

屋久島地杉加工センターです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日のお話で書きましたが、屋久島地杉は戦後に植林で育てられた30年~60年の地杉になります。

 

自然で育った屋久杉とは違いますが、厳しい環境で育てられた屋久島地杉は、本州の杉に比べて油分が多く、

米杉のアメリカンレッドシーダーよりも強いと言われている程であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに加工センターの事務所に使われているデッキ材も4年程使われていますが、

色は落ちていますがしっかりした状態ですね。

 

 

 

この素晴らしい材料がなぜ出回らなかったのかというと、林業の衰退が原因です。

 

林業も屋久杉主体でやられていましたし、数十年前に植林された木はなかなか費用対効果も薄く、

木こりさんも500名近くいたのが、今では数十名・・・

 

加工する場所もなく、数年前までほとんど切られていませんでした。

 

そこで立ち上がったのが、ある建材メーカー。

 

そこの建材メーカーが主体となり5年程前から加工センターを設立し、

徐々にですが、全国の工務店さんなどで使われるようになってきたのです。

 

 

屋久島の加工センターは、

 

 

 

 

 

 

 

 

丸太を板材にしている加工する一次加工のみで、

板状になったものを九州の工場に渡り、フローリングなどの二次加工を行っているそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カットされた屋久島地杉

 

板の目が詰まっていますし、独特な模様をしていますね!

 

 

 

 

 

 

 

センター長のお話を聞くメンバー達

 

みんな真面目に聞いております

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

製品の説明をしてくださっている、建材メーカーの担当者

 

2年前、屋久島地杉の現状を教えてくださいました。

屋久島地杉に共感し、使ってみようと思ったのも、担当者の熱い思いがあったからこそ!

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、屋久島を植林していくための苗も作られています。

 

 

本当の屋久杉の種を採取し、色々試しながら育てているそうです。

 

 

将来の屋久島地杉のこと、屋久島のことを考えているからこそ、やられている事業ですね。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=UaUO4VioVRk

 

 

こちらが屋久島地杉ムービーです。

 

是非見てもらえたら、自分のブログより100倍は分かると思いますw

 

 

 

工藤工務店として、千葉good工務店として、少しでも屋久島に貢献できたらと思います。

10月25日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

火曜日から3日間 千葉good工務店会メンバーで屋久島へ研修に行っておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

去年から当社でもウッドデッキや内装材で屋久島地杉を使用することが多くなってきました。

 

採用している建材屋の担当者から屋久島地杉の現状や性能などの良さを聞いておりましたが、

実際に屋久島地杉を見てみたいということで3社合同で屋久島まで行ってきました。

 

 

今日は屋久島研修の話の前に屋久杉、屋久島地杉のお話をしたいと思います。

 

ちょっと屋久島を知っている方はご存知かもしれないですが、

屋久島にある屋久杉という材料があるのですが、標高500mから山頂までで樹齢1000年以上のモノが屋久杉といわれており、

現在伐採禁止になっております。

私達が現在使用しているのは屋久島地杉という材料で、戦後に低い盆地に植えられた樹齢4~50年程のものになります。

 

 

 

屋久島の杉の特徴といえば

 

 

 

 

 

 

 

独特のウネウネ木目と香りです。

 

これが好き、嫌いは別として、木が大好きな人にはたまらないのです。

 

 

ちなみにこの板は、私の家にある屋久杉の板で、破格のお値段で買えたのですw

 

カミさんには要らないもの買って!と、当時(今もいらないと思っているはず)怒られましたが、

価値は落ちる事のない材料なので、私個人的には買ってよかったなと思っています。

 

 

 

 

なぜ、屋久島の杉が変な模様になるかと言いますと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ屋久島の中で撮った写真ですが、岩の上に屋久杉が育っています。

 

 

元々屋久島は火山のマグマが冷えて、

その上に飛んできた土で出来上がった島だそうです。

 

なので、木々にとって栄養がほとんどなく育ちが正直良くはない場所であるのです。

 

 

 

 

こちらは屋久島地杉の年輪 通常の本州の年輪よりは密な年輪ですが、

 

 

 

屋久杉の年輪は細かい!

 

成長は遅く、ジワリジワリと大きくなっているのがわかります。

 

 

屋久島の地形だからこそ、本州とは違う杉が育っているのが分かります。

 

 

 

屋久島の凄さは知っていますが、伐採禁止にもなっていますし、

正直材料の価格はありえない価格になっておりまして、手に入れるのさえ困難な状態であります。

 

そして、伐採がほとんどされていなく大変な状態だった屋久島地杉・・・・

 

 

去年から使い始めた屋久島地杉ですが、やはり、実際に見て触れることで、

より強く施主様に伝えられるんじゃないか。

 

そのために屋久島まで足を運んできました。

 

明日から屋久島編お伝えしていきたいと思います!

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