株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

5月15日

ミラノサローネの旅 第7話


日本のメーカー続きます。

みんなご存じレクサスのブースです。

ミラノサローネは車のメーカーも出店しているくらいの大きな祭典なのです。

ヨーロッパではレクサスブランドが人気が上がっているらしく、
少し並んでの入場でした。


未来作るんじゃないかと思われる、この未来的な船のコンセプトモデル

クルマだけではなく、海や空間体験まで含めて未来を描こうとしている。
そんなレクサスのビジョンが、この模型からも強く伝わってきます。





未来的でありながら、造形そのものに美しさがあること。

無駄を削ぎ落としたシルエット。
大きな面で構成されたボディ。
そして、光のラインによって際立つシャープな輪郭。

特に正面から見ると、まるで建築物のような存在感があり、
“クルマ”というより、未来のモビリティオブジェのようにも感じられました。





コンセプトカーの展示を抜けると、その先には体験ブースへ。

そこにあったのは、スペックや性能を説明する展示ではなく、
光、音、素材、感覚を通して未来を感じるための空間。

包み込まれるような柔らかな空間に身を預けたり、
光の模様に没入したり、
静かな音とともに一人で思考する時間を過ごしたり。


日本だと車の展示で終わってしまうかもしれない。
しかし、ミラノサローネのレクサスは、その先にある「感情」や「体験」までを空間として表現していたと思います。

車そのものではなく、その未来の中で人がどう過ごし、どう感じるのか。

デザイン、光、音、静けさまで含めて世界観をつくり上げる。
そこに、ミラノサローネならではのクリエイティブな表現力と、
レクサスが描く未来のビジョンを感じたブースでありました。

5月14日

ミラノサローネの旅 第6話

安多化粧合板

大阪で突板を専門に扱っている、超マニアな会社さんです。





会場に入った瞬間、静かな光の中に浮かび上がる突板の表情に引き込まれた。
木という自然素材なのに、まるで絵画や地層のようで、一本一本の木目が作品として成立している。
今回はブックマッチをコンセプトに突板を作られていたそうです。


特に印象的だったのは、光の演出。
暗い空間にスポットのように光が落ち、杢目が立体的に浮かび上がる。
「木を見る」というより、「木と対話する」ような感覚だった。


今回のテーマの木の根っこのオブジェ

まるで木の根が地中から光を吸い上げ、そのまま空間へ広がっていくようなオブジェ。
繊細な線の重なりが、自然の生命力と、人の手による構築美を同時に感じさせてくれます。






実は安田さんの突板は以前使ったことがあるのです。






オーナー様宅「vivid」で、造作キッチンと造作テレビボードで使ったんですよね。


安田社長に「実はうち使ったことがありまして・・・」

と、安田社長に写真見せたら

「このトリュフ突板、自分が掘り出したんですよ!」と。

え!!そこまでやってるの!!

海外の突板を輸入しているだけかと思ったら、木の伐採から加工までやっているそうです。

ビックリしました。

「ではとっておきの場所に案内します」と、お庭の方に案内してくれました。




建物に寄り添うように伸びた、大きなツタの幹。

イタリアでもモデルさんの撮影で人気スポットらしく、普段は立ち入り禁止の場所だそうです。





最後にみんなで記念写真。


落ち着いたら大阪のショールームに行ってみたいと思います。

5月13日

ミラノサローネの旅 第5話


GESSIの次に入ったショールームは、イタリアの家具メーカーPoltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)

1912年創業イタリアを代表するラグジュアリー家具ブランドです。







家具そのものの完成度はもちろん、空間全体の演出が圧倒的で、
「暮らしをデザインする」という思想が細部にまで宿っています。


会場に一歩足を踏み入れた瞬間、柔らかな照明、木の温もり、
上質なレザーの質感に包まれ、まるでラグジュアリーホテルのラウンジに迷い込んだような感覚。





この器は陶芸家 奈良祐希氏によるもの

世界から認められている日本人の方が多いというのも今回のミラノサローネでの収穫でした。










奥のブースに入り込んでいくと、日本では感じたことのない異国の空間。
建築にずっと携わっていましたが、私でも魅了されていきました。



この家具を見た瞬間、「食器棚」という概念が一気に変わった。

扉を開いた時の構成美、
機能性だけではなく、
「使う時間そのものを豊かにする」
そんな思想が、この一台に詰まっている。


色々見て回りましたが、Poltrona Frauは、流行だけを追うのではなく、
イタリアらしい伝統美みたいなものが感じられました

派手さではなく、素材、質感、空気感で魅せる。
その美学に、ただただ脱帽。

家具好きにとって、まさに夢のような空間だった。

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