
昭和木材さんの見学の後は、旭川家具のカンディハウスさんの工場、ショールーム見学です。

まずは会社概要や取り組みについての説明から。
無垢材を活かした家具づくり、長く使い続けられる製品設計、そして修理・メンテナンスまで含めた考え方。
単なる家具メーカーではなく、“暮らしをつくる企業”であることがよく伝わってきます。


地下のストックヤードには、大量の板材が整然と保管されています。
木目や反り、色味を一枚一枚確認しながら、用途に応じて使い分ける。
ここでの“目利き”が、最終的な製品の質を大きく左右する重要な工程です。


工場では、木材が家具へと変わる工程を見学。
特に印象的だったのが曲木(まげき)加工。
蒸気や圧力を使って木を曲げ、美しいカーブを生み出します。
直線的な材料から、柔らかなフォルムの家具が生まれる――
木という素材の可能性を最大限に引き出す技術です。


機械加工だけでなく、最終工程では職人の手仕事が欠かせません。
張り作業や仕上げ、細かな調整など、
人の手だからこそ実現できるクオリティが随所にありました。
“工業製品”でありながら、“手仕事の温度”が残っている。
それがカンディハウスの家具の魅力だと感じます。



ショールームは単なる展示ではなく、
暮らしのシーンをそのまま切り取ったような空間。
リビング、ダイニング、ベッドルームなど、
家具単体ではなく“空間としての完成度”を体験できます。
素材、デザイン、配置、光――
すべてが調和していて、非常に心地よい空間でした。
今回の見学で感じたのは、
- 木材を知り尽くした素材選定力
- 曲木など高度な加工技術
- 職人による仕上げの精度
- 空間まで含めた提案力
昭和木材さんが“素材と供給”の強さだとすれば、
カンディハウスさんは“製品とデザイン”の完成度。
同じ旭川という土地で、それぞれの役割を持ちながら
木の価値を高めているのがとても印象的でした。













