株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

7月18日




先日、今月から着工します我孫子市の新築工事現場にて、地鎮祭を執り行いました。


長年、ご家族の暮らしを支えてくれた大切なお住まいを解体し、新たな住まいづくりが始まります。


たくさんの思い出が詰まったお家だからこそ、その歴史に感謝の気持ちを込めながら、
この日を迎えました。






長い時間をかけて打ち合わせを重ね、一緒に創り上げたデザインとプラン。
その想いが、ひとつの模型として形になりました。


図面だけでは伝わりにくい建物の外観や空間の広がりも、模型をご覧いただくことで、
完成後の暮らしをより具体的にイメージしていただけます。


これから、この模型が実際の住まいとして少しずつ形になっていきます。


お施主様の想いを大切にしながら、一棟一棟、心を込めて丁寧に施工してまいります。


完成までの家づくりの様子も随時ご紹介していきますので、ぜひお楽しみに。

7月16日

香川出張 おまけ編。


今回の香川出張では、工務店さんや庵治石の見学だけでなく、
移動の合間を利用していくつかの建築も見学してきました。


建築好きにとっては、こちらも大きな目的のひとつです。




まず訪れたのは、建築家・丹下健三氏が設計した香川県立体育館。

「船の体育館」とも呼ばれています。

実は少し前から解体工事が始まり、建物の解体前に見納めることができました。


見た瞬間、去年フランスで見た、コルビュジェのロンシャン礼拝堂を思い出しました。
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もちろん建築の成り立ちや意図は異なりますが、有機的で力強い屋根の造形や、
彫刻のような存在感にはどこか共通するものを感じます。


できれば違う何かで残してほしかった建築物ですね。




続いて見学したのは、去年オープンしたSANAA設計による「あなぶきアリーナ香川」。

軽やかに浮かぶような大屋根と、周囲の景観に溶け込む柔らかなフォルムが印象的ですね。


SANAAらしいデザインですね。


音響がいいらしく、今では四国でナンバーワンのコンサートホールだそうです。





庵治石の社長にご案内してもらった、屋島山上交流拠点施設「やしまーる」。


設計は、SANAA出身の建築家・周防貴之氏。

屋島の地形に沿うように伸びる美しい曲線が印象的で、
建築そのものがランドスケープの一部になっているように感じます。


特に目を引いたのは、大らかにうねる屋根の表情。

その屋根には庵治石が使用されており、地域の素材と建築が見事に融合しています。

石を屋根で使うってアイデアはなかったですねw


木工家として世界的に知られるジョージ ナカシマの記念館にも立ち寄りました。

香川に来ていると、毎回来ておりますw


残念ながら館内は撮影禁止のため写真はありませんが、
その分、一つひとつの家具をじっくりと目に焼き付けてきました。

実は私自身、ジョージ ナカシマの「ラウンジアームチェア」を所有しており、
今回の見学をとても楽しみにしていました。

記念館で改めて作品に触れると、木の持つ生命力や素材の美しさを最大限に引き出す思想に、改めて感銘を受けます。


そして驚いたのは、私が購入した当時と比べてラウンジアームチェアの価格が約2倍になっていたこと。改めてその価値の高さを実感・・・

名作椅子は早めに買った方がいいw










今回の出張では庵治石という素晴らしい天然石に出会い、その魅力を存分に感じることができました。

しかし、ジョージ ナカシマの家具に触れていると、やはり木も良いw



石には石の力強さがあり、木には木の温もりがある。

それぞれの素材が持つ個性を活かしながら、住まいづくりに取り入れていきたいと改めて感じました。

7月15日


香川出張2日目は、以前からぜひ訪れてみたいと思っていた庵治石(あじいし)の採掘場と加工場を見学させていただきました。


庵治石は香川県高松市の庵治町・牟礼町周辺で採掘される花崗岩で、
その美しさと希少性から「花崗岩のダイヤモンド」とも呼ばれています。


石の中に見られる独特の斑(ふ)が非常に細かく、光の当たり方によって繊細な表情を見せるのが特徴です。

墓石材として全国的に有名ですが、近年では建築やインテリア素材としても注目されています。






見学の前に事務所へお邪魔し、庵治石の歴史や採掘の現状、
建築への活用事例などについて詳しくお話を聞かせていただきました。


天然素材ならではの魅力や、石という素材が持つ可能性について学ぶことができ、とても興味深い時間でした。






続いて採掘場へ。


山肌を切り開いた壮大な採掘現場は圧巻のスケール。

自然が何千万年もの時間をかけて生み出した石が、こうして切り出されていることに改めて驚かされます。

当日は少し霧がかかっていましたが、それもまた採掘場の迫力を引き立てていました。








敷地内には加工前の石材や端材も数多く並べられており、
建築材料として活用できそうな石も見せていただきました。


階段やアプローチ、庭の景石、ベンチなど、住宅の外構やインテリアに取り入れたら面白そうな素材ばかり。








石を割るために開けられたドリル穴の跡。

通常なら加工の痕跡ですが、規則的に並んだラインが美しく、まるでデザインの一部のように見えます。

自然が生み出した石と人の技術が重なり合う、印象的な表情ですよね。





今回の見学で素晴らしかったのは庵治石そのものだけではありません。


丁寧に案内してくださった社長ご夫婦のお人柄にも大変惹かれました。

石への深い愛情と誇り、そして訪問者を温かく迎えてくださる姿勢がとても印象的でした。

素材の魅力はもちろんですが、それを扱う人の想いや哲学に触れることで、より一層その価値を感じることができたように思います。





今回の見学を通して、庵治石の持つ美しさや可能性を肌で感じることができました。


採掘場で見た力強い原石から、職人の手によって磨き上げられた繊細な表情まで、天然石ならではの魅力に改めて惹かれました。


「この庵治石を建築の中でどのように活かせるだろうか。」


帰りの道中はスタッフの柳橋ともそんな話をしながら、アイデアを膨らませていました。


素材との出会いだけでなく、人との出会いにも恵まれた今回の香川出張。

たくさんの学びと刺激を胸に、千葉へ戻ってきました。




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