夕方、袖ケ浦市の現場へ仕上げチェックに。
日中とは違い、夕方の現場には独特の表情があります。

窓から差し込む西日。
本来なら眩しく、強い光ですが、室内に入ると、とても柔らかな光に変わっていました。
工藤工務店では、一般的なモヤモヤとした模様の型ガラスではなく、擦りガラスを標準仕様としています。
外からの視線を遮りながら、光を優しく室内へ届けてくれるガラス。
特に夕方の光は、その違いを感じさせてくれます。
強い西日が、すりガラスを通ることで穏やかな光に変わり、壁や床を静かに照らしていました。

壁に浮かび上がった、不思議な影。
ダイニングテーブルの上に設置した、ルイスポールセンの「エニグマ」です。
何枚もの円盤が宙に浮いているような、美しいデザインのペンダントライト。
そのエニグマに夕日が当たり、壁にはいくつもの楕円形の影が重なっていました。
照明は、夜に明かりを灯すためのもの。
でも、昼間は自然光を受けて、こんな表情も見せてくれるんですね。
光を灯していない時間にも、照明は空間をデザインしているんですよね。
建築は、完成した形だけがデザインではありません。
朝の光。
昼の明るさ。
そして、夕暮れの影。
同じ空間でも、時間によって見える景色は変わっていきます。
設計図では描ききれない、光と影の表情が実際のお家に入ると感じさせてくれます。







