株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

6月12日

月一日本酒記録:會津宮泉 純米吟醸 山酒四号 うすにごり生

今月の一本は、福島の銘酒「寫樂」の醸している宮泉銘醸の地元銘柄「宮泉」

面白いのがお米の名前が「山酒四号」と、開発番号のまま流通しているんです。

開栓直後、まず驚くのはガス感。

舌先に触れた瞬間、
ピチッと弾けるような微発泡。

まるで「直汲み」を思わせるフレッシュさ。
この時期にピッタリです。



澄んだ部分だけを飲むと、シャープで軽快だった酒が、澱を混ぜた瞬間ふっと輪郭を丸くする。

米の甘み。乳酸のようなやわらかさ。そして、舌に残るなめらかな余韻。

うすにごりの魅力は、変化を楽しめることなんです。

寫樂が完成された美しさを追い込む酒だとしたら、
地元銘柄の「宮泉」は、のびのび自由に造っている感じがして好きなんですよね。

同じ蔵なのに、目指している景色が少し違う。

だから面白い。
宮泉が地元で愛される理由がよくわかります。

6月10日


金沢出張 番外編 兼六園を歩く

初日青年部会、2日目の午後から全国大会だったので、午前中がフリーでした。

そんな遠い場所は行けないので、ウォーキングがてら兼六園を散策してきました。

兼六園は3回目。



1回目は20年近く前のこれも金沢出張の時、2回目は工藤工務店の社員旅行、これは夜でした。




正直なところ、昔の自分は庭園の良さを十分に理解できていなかったように思います。

しかし、年齢を重ねるにつれて見方も少しずつ変わってきました。



手入れの行き届いた庭木や苔むした地面、静かな空気感。

派手さはありませんが、その中にある落ち着きや趣を感じられるようになってきました。


今回訪れた時も、鮮やかな緑と苔の美しさが印象的で、時間を忘れて園内を歩いてしまいました。

若い頃には気付かなかった「わび・さび」の良さを感じられるようになったのも、年齢を重ねたからかもしれません。






建築の世界でも同じですが、本当に良いものは派手さだけではなく、
長い時間をかけて育まれる美しさがあるのだと改めて感じました。

全国大会や能登視察とは少し違った学びでしたが、金沢らしい時間を過ごすことができました。

6月9日

全国大会の翌日、能登方面へ視察に行ってきました。

今回の視察には、これまで何度も能登の被災地を訪れている構造建築士の佐藤氏にも同行いただき、
当時の被害状況やその後の復旧の経過について説明を受けました。

まずは珠洲市の視察です。




東日本大震災は、1年半後に岩手に視察にいきましたが、その時以上に遅れているようにも感じました。
佐藤氏からは、能登地区と県庁所在地でもある金沢との距離、道路事情などもあって遅れていると言っていました。




午後からは門前地区へ移動。





グリーンの草が生えていた所は震災前は海だった場所。
奥の堤防を見てもらうと、下のグレーな部分が隆起した事になります。



案内看板にあったフォトスポットからの眺め。
青い海と美しい景色が広がる能登らしい風景ですが、視線を少し下に向けると、屋根にブルーシートが掛けられた建物も見られました。復興が進む一方で、まだその途中であることを感じる光景でした。



若宮八幡神社では、建物が多数の支柱によって支えられている状態でした。震災によって大きな被害を受けたことがうかがえ、現在も復旧に向けた取り組みが続けられています。

また、境内では倒壊した狛犬や損傷したそのままの状態というのが、復興の遅さを感じます。

佐藤氏とは毎月顔を合わせてり、お話を聞く機会が多いのですが、
口酸っぱく言われるのが、
「津波や地震は天災だが、建物崩壊で亡くなるのは人災だから」

新築では、先週の耐震等級3+余力も必要だし、
既存住宅の耐震診断、こちらも工務店がやっていかなければいけない使命とも感じました。






一日も早く能登の皆様が安心して暮らせる日常を取り戻せることを願うとともに、
私たちも地域に根差す工務店として、災害に強く安心して暮らせる住まいづくりに取り組んでいきたいと思います。



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