株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

6月3日


AXORのショールームの後は、イタリアのラグジュアリーブランド GESSI へ。

ミラノサローネでも印象的に残っている水栓メーカーです。
GESSIのサローネブログはコチラ




GESSIのショールームで特に印象的だったのが、まるでアートピースのような存在感を放つ水栓の数々。

AXORのミニマルで建築的な美しさとはまた異なり、
GESSIはイタリアブランドらしい感性豊かなデザインとラグジュアリー感が際立っています。

ローズゴールドや真鍮の柔らかな色味、ヘアライン加工による繊細な質感、
そして、大胆なテクスチャー表現など、一つひとつに強い個性がありながらも空間に美しく調和しているのが印象的でした。



スポットライトの照明器具のような、これまでにない発想のシャワー水栓。

GESSIらしい遊び心とラグジュアリー感を感じる、非常に個性的なデザインです。



AXORと同じく、GESSIも豊富なカラーバリエーションや仕上げを展開しています。

ゴールド、マットブラック、クローム、ブロンズなど、同じデザインでも仕上げが変わるだけで空間の雰囲気が大きく変化します。

さらに、表面には独自のテクスチャー加工が施されており、
単なる色違いではない奥行きのある表情を感じるんですよね。

手前のゴールドは、糸巻のようなデザインになっています。



実は、ミラノサローネの会場で一目惚れしたGESSIの水栓があり、
「LIBERTY01」にぜひ採用したいと思っていて相談してみました。

今回ショールームで接客してくださったスタッフの方にその写真を見せて相談してみたところ、
スタッフの方でも見たことがないモデルとのこと。
後日確認していただいたが、日本入荷は1年後くらいになるのでは、という回答でした・・・残念(泣)



GESSIのショールーム空間そのものがイタリア本部のデザイン監修によって構成されていました。
空間演出から素材使い、ディスプレイに至るまでブランドの世界観が徹底されており、
まるで海外のラグジュアリーホテルを訪れたような感覚を味わえました。
大変勉強になりました。



6月2日

先日、東京で水回りのショールーム2件行ってきました。

4月のミラノサローネでチェックしていた2つのメーカーです。





まずは、ドイツの水栓ブランド「ハンスグローエ」、高級ラインの「AXOR(アクサー)」です。

ミラノサローネでも一番最初に見学したメーカーになります。




実際に展示されていた水栓を見て、まず感じたのは「造形の美しさ」
直線と曲線のバランス、金属の質感、レバーの角度まで、とにかくデザインが洗練されています。



実際に水を出してみると、かなり驚きました。

ただ真っ直ぐ流れるのではなく、
水が少し“ねじれる”ような独特な流れ方をしていて、見た目にもとても綺麗。

おそらく吐水口の内部構造まで細かく設計されていて、
水の見え方や流れ方までデザインされているんだと思います。

こういう細部へのこだわりは、実際に体験して初めて分かる部分。



ユニットバスが多い中、シャワー機器を使う機会はなかなかありませんが、
実際に見るとかなり存在感があります。

仕上げもクロームだけではなく、ブロンズ、ブラックなど豊富に用意されています。



次にAXORのブース見学。


こちらは通常の製品展示とは少し違い、空間全体で魅せる演出がとても印象的。




水栓だけでなく、ボウルの金木、ソープディスペンサーなどまで同じ仕上げで統一されています。

細かい部分なのに、こういう仕上げが揃っているだけで、空間全体の完成度が一気に高くなります。

特にこのブロンズ系の仕上げは、光の当たり方で表情が変わり、かなり高級感があります。



タオルリングやソープホルダー、ミラーまで、全てのデザインに統一感があります。



私が大好きなデザイナー、フィリップ・スタルクが手掛けたデザインです。

一般的なオーバーヘッドシャワーは、いかに大きくするかが主流になっていますが、
あえてヘッド部分をコンパクトにまとめて、シャープ、圧迫感、ミニマルな美しさ、
スタルクらしいデザインだなと思いました。


今回のショールームで、個人的に一番衝撃を受けたのがこのデザイン。
写真ではよく見えないのですがwベース部分に施された、
無数にカットされたダイスのようなテクスチャー。

光の当たり方によって細かく反射が変化して、まるでジュエリーや高級時計のような質感があります。

ここまで細かな加工を水栓デザインに落とし込む発想がすごい。




ミラノサローネで見たブースも非常に印象的でしたが、
今回のショールームはまた違った魅力がありました。

実際に水を出したり、素材に触れたりすることで、
写真だけでは分からない完成度の高さも感じられました。

ミラノサローネのような非日常の演出も素晴らしいですが、
今回のショールームは、より“暮らしの中の美しさ”を感じられる空間。

どちらもそれぞれの良さがあり、
改めてハンスグローエとAXORのデザイン力の高さを実感しました。





5月31日


先日、耐震等級3の建物と、耐震等級3に制振のビルシュタインダンパーを組み合わせた建物の耐震実験を見学してきました。

今回の実験は二日間にわたって行われ、実際に建物へ繰り返し加振を行いながら、
変形量や損傷の状況を計測・比較するという非常に貴重な内容でした。


BSL45というのは震度5強 BSL91は6強の地震です。
横の数字が壁が横にずれた長さになります。

実験を重ねるごとに変形が大きくなり、最終的には82mm、層間変形角1/34radまで到達。
実物大実験だからこそ分かる、地震エネルギーが建物に与える影響の大きさを実感しました。



構造塾の佐藤氏から実験体の状態について解説いただきました。
耐震等級3相当の壁であっても、2回の大きな加振によって接合部のビスが破断。
数値だけでは分からない「地震後の建物の状態」を実物で確認できたことは非常に貴重な経験でした。






2日目は制振ダンパーを使用しての耐震実験です。


制振ダンパーを搭載した実験体の測定結果。

前日の耐震等級3相当の壁では4回目で破断まで変形したのに対し、
制振ダンパーを設置した実験体では8回目でも破断までいかずに抑えられました。







2日目の実験終了後、佐藤氏の講義

現在、工藤工務店は佐藤氏の勉強会に参加していて、学んでいる所でありますが、
よく佐藤氏がいうのは、「耐震等級3で満足することなく、大地震を経験した後もその性能を維持し、住み続けられる状態を保つ家」と言っていたことが、今回の実験で理解することができました。

耐震等級3が破断されてしまったように、何かプラスα建築家として取り組むべきことがあるんじゃないかと教えられたような気がします。

今回の制振ダンパーは間違いなく効果はあります。
だが、FPパネルも間違いなく、耐震等級3+αの効果はある。

今回、FPコーポレーションのスタッフも同席していたので、ぜひ、同じ会場で実験やってほしい。と、伝えました。

早く出来る事を願っておりますw


デザイン、省エネ、家には大事な所はありますが、土台の部分は耐震ですから。
色々考えさせてくれた大変有意義な二日間でした。

アーカイブ

2026年

2025年

2024年

2023年

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

  1. HOME
  2. KUDO DIARY